AIの実用例は開発する企業により、地中探査や考古学調査、僻地や宇宙開発にまでも広がりを見せています。
この記事では、W.S.Pが開発した調査活動で実際に使用されている「JIKAI edge AI SENSOR」についてご紹介します。

株式会社WORLD SCAN PROJECT(W.S.P)とは

株式会社WORLD SCAN PROJECT(W.S.P)は2020年に設立されたアメリカに本社を置く産業用自動化機器メーカーです。産業や生活にとって重要となるロボットやドローン、その他関連製品を設計・開発する事業を展開している会社です。その活動は製品の開発だけにとどまらず、さまざまな環境における調査解析とデジタルアーカイブを行っており、それらのデータを活用したICT教育・SDGs教育用のアプリ開発なども行っています。日本にも支社があり、日本国内においても東京大学・九州大学・名古屋大学と連携して進めてきた共同研究プロジェクトなどの実績があります。
「JIKAI edge AI SENSOR」の特徴
株式会社WORLD SCAN PROJECT(W.S.P)が開発した、「JIKAI edge AI SENSOR」はリモート磁界(マグネティックフィールド)センサーをベースとした探索・解析用端末です。その技術には以下のような特徴があります。

センサーのノイズを極限まで抑えることで対象物の探索性能を向上することで、リモート磁界センサーで磁気の存在を検出し磁気を測定します。探知した対象物のデータはデータベースとして蓄積。このデータベースをAIで解析することで、対象物の詳細な測定が可能となります。従来の方法では把握しきれなかった微細な情報も、AIの高度な分析能力により、より正確に把握することができるようになります。これらの技術を低コストで導入が可能になったことでビジネスや調査へのハードルが下がり、利用しやすくなっています。
「JIKAI edge AI SENSOR」の活用事例
磁界センサーによる空間や物の測定が詳細にできるようになったことで、多様な場面でのこの技術を生かすことができるようになりました。「地雷撤去」「水中調査」「考古学調査」「僻地調査・宇宙開発」などです。(以下画像引用:W.S.P)

▣地雷撤去
紛争地域の深刻な問題を解決するため、「完全撤去まで1000年」と言われた地雷撤去の大幅な期間短縮が実現可能にしました。「JIKAI edge AI SENSOR」の広範囲を一度にスキャンする能力により、地雷探査の効率を革命的に向上さることができます。小型なセンサーはドローンへの搭載が可能で、人の手を介さず安全に探査活動を行うことができます。また、発見した地雷の位置情報はGPSと連動させ、地図データ上に記録することで作業効率や計画性も向上させることが可能になります。

▣水中調査
水中ドローンに搭載することで、金属製の資源探索、沈没船の調査、さらには機雷の探索など、多岐にわたる調査活動に活用できます。特に海中のレアメタル、特にコバルト・リッチ・クラストの探査が劇的に進化します。

▣考古学調査
文化財的価値の保全のために掘り起こせない地中や壁の向こう側などの遺跡や遺物の調査に活用することも可能です。水中でも使用可能なため、水中遺跡などの探査においても活躍が見込まれます。

▣僻地調査・宇宙開発
地上でも人が入ることが困難な地形や山地、ジャングル、離れ小島などの僻地での探査もセンサーとドローンを組み合わせて使用することで、未知の領域の探査が可能となります。また、宇宙空間での探索活動も期待されており、宇宙に存在するとされるスペースメタルの探索など、未知の資源の発見にも活躍することが期待されています。
まとめ
新たな使いやすい技術とAIの分析能力を掛け合わせた技術の活用は蓄積され、ビジネスや研究、教育などの分野にまで幅広い形で情報が共有されています。実際にエジプトのピラミッドの探査や世界遺産の探査などでも素晴らしい実績があげられています。その様子はW.S.PのYouTubeチャンネルなどでも実際の映像を見ることができます。IoT技術の進歩は、人々をこれまでにない新しい領域へと導いています。また、その実際の活用事例をわかりやすく公表していくことは、未来を担う新たな技術者の育成にもつながっていると言えるでしょう。


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